最新のくすりで治す歯周内科治療

歯周内科治療とは

細菌を観察・診断することによって、薬を服用・PMTC(歯面のカビ菌の除去)を行い液状の薬を塗布する、患者さんにとって苦痛や負担の少ない治療方法です。 当院では、歯周病の初期治療としてお勧めしています。

歯周内科治療は最新の治療方法です。効果は全国の歯周病を研究している先生方によって実証されており、口臭、出血の減小、朝起きた時の口腔内のネバネバ感の減小(菌の減小)などの歯周病の改善 が認められています。

これまでの治療方法は、歯石を除去し腐敗した歯肉の切除、歯槽骨の整形などの外科処置が中心で、患者さんの負担も大きく、長期間かかりました。

歯周内科治療を取り入れることによって、歯周外科を実施しなければならない例が半減し、多数の抜歯が必要な状態で少数の抜歯で済んだ例も多くあります。特に初期・中期の歯周病の患者さんには大きな効果が期待出来ます。

しかし、全ての歯周病がこの方法で救われることではなく、既に重度な状態になっている場合は歯周外科手術が必要であったり、抜歯も已むを得ない場合もあります。

位相差顕微鏡検査の活用と歯周病の原因菌

歯に付着した歯垢は細菌の塊で、歯垢1mgの中に約1~2億個の細菌が含まれています。

歯周病に罹患している患者さんの歯垢の中には

  1. カビ菌(カンジダ)
  2. 原虫(アメーバ、トリコモナス)
  3. 歯周病菌(スピロヘータ・桿菌他)

などの細菌が生息しています。

そこで歯垢を採取し

  1. 菌の活動状態
  2. 菌の大きさ
  3. 菌の数

これらの状態を位相差顕微鏡で観察し、現在の状況を把握した上で今後の治療方針を決めていきます。

*以下の画像は歯周病菌の代表的なスピロヘータと重度な症例に出現するトリコモナス(原虫)です。

▼画面をクリックすると、動画をご覧いただけます。



スピロヘータ(歯周病菌)


トリコモナス

忘れてはいけないポイント

  1. 歯周病は人から人へ感染する。
  2. 歯周病は肺炎、心筋梗塞、脳梗塞などの全身疾患にも影響を与える。
  3. スピロヘータ、カンジダ(カビ菌)、アメーバ・トリコモナス(原虫)は口腔内に生息しており歯周病、虫歯の原因。
  4. 早期に効果が表れますが途中で止めずに治療計画通りに実行することが重要。
  5. 重度の歯周病の場合は、歯周外科手術も必要。

口腔内を清潔に維持するための、メンテナンス

最も重要なことは、ブラッシングによってお口の中の細菌を減らすことにあります。

そのためには正しいブラッシングの習得と生活習慣の改善が不可欠です。

初期の歯周病は自覚症状が無いため、気が付かない間に進行していきます。

これを予防するためには、定期的

①   歯科衛生士による個別のブラッシング指導

②   メンテナンス(歯周病の検査と歯石の除去)

をお勧めしています。

歯周病の治療が終了しても、その後の状況は患者さんご自身の毎日の生活習慣によって大きく左右されてきます。

定期的なメンテナンスとブラッシングの習得は良い状態を維持するために大きく影響します。

これらの徹底した歯周病対策は、インプラントの治療を受けた患者さんにも長期間維持するためには必要です。

当院ではインプラント治療を希望される患者さんには、歯周病の検査を行い、必要な患者さんには歯周病の治療を受けて頂いて状態が安定してから、インプラントの手術に入るよう計画していきます。

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