歯周病は立派な病気です

歯周病は立派な病気です。そして、治す事も可能な病気です

患者さんに「歯周病とはどんな病気かご存知ですか?」とお聞きすると、「名前は知っているが、どんな状態かは知らない。」というお答えが最も多く返ってきます。

今や日本人の成人のほとんどの人が罹っている病気なのに・・・です。

歯周病は自覚症状の無いままにどんどん進行していき、口臭もキツクなります。この口臭は自分自身では気がつかないことが多いので、社会人のエチケットとしても悪影響を与えているはずです。

現実的には歯周病を病気として認識していない患者さんが多くいらしゃいます。

これは、正しい知識が無いために、ご自身で正しい判断が出来ないことから生じるものと考えました。

そこで当院では、歯周病について「体全体におよぼす悪影響、原因、治療方法、メンテナンス」など、その患者さんに必要な項目をまとめたプリントを用意し、お渡ししています。

また、希望される患者さんには歯科衛生士から歯周病の説明をお時間を頂いて詳しく説明しています。

ある時、初診の患者さん(40代 女性)が痛みを訴えられて当院に来院されました。

歯周病の検査をしたところ、重度な歯周病に罹っていましたので(口臭もひどい状態)その状態をレントゲンをお見せしながら、図を書いて説明し歯周病の治療をお勧めしたところ、

「以前、診てもらっていた先生が“歯周病は治らない”と言っていた!」

とおっしゃるので当方が

「歯周病はきちんと治しましょうね。」

とお話ししたところ、その患者さんは困惑した表情をされていました。

歯周病の治療は専門性が強いので、おそらく以前見てもらっていた先生は歯周病の治療を行わない方針だったようです。

素直な患者さんならば、先生が治らないと言ってしまえば、そういうものだと諦めてしまいます。

これはとても「罪」なことだと思いました。

患者さんが専門的なことを知らないのは当然ですから、現状をきちんと説明して治療をお勧めするのが歯科医師の本分です。

ところが実際には歯周病の治療に力を入れている歯科医院は少ないそうです。

当院はインプラント治療を専門的に行っていますが、歯を失った原因である歯周病にも力を入れて治療しています。

インプラントの治療を始める前に、必ず歯周病の検査を行い、歯周病ならばきちんと歯周病の治療を終えてからインプラントの治療に入ります。

歯周病菌で口腔内全体が汚染されていたのではインプラントの手術をしても成功するわけがないのです。

残念ながら、歯周病を治療せずにインプラントの手術を行ってしまう医院も多々見うけられます。

どの世界にも、きちんとした仕事には順序があります。面倒だからと必要な行程を省いてしまうと、一見早く済んで良かったように思われますが、結果としては良い状態を得られません。

当院では、インプラントを希望されて来た患者さんには歯周病はもちろん、虫歯や咬み合せの治療を口腔内全体のバランスを考慮して、初めから治療計画に組み込んでいます。

歯科治療は患者さんにとって身近でもありますが、とても複雑で理解しずらい分野でもあります。
解らない事があれば最寄のスタッフまでお申し出下さい。


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